ヒルトップを訪れたあと、すぐ隣にある「Tower Bank Arms(タワー・バンク・アームズ)」でイギリスの伝統的なランチを味わいました。絵本の世界観そのままの可愛らしい村・ニアソーリーの中で、地元の人に混じって一息つけるこのパブは、湖水地方を訪れたらぜひ立ち寄りたいお店です。
- 1. ヒルトップの隣、徒歩30秒の伝統パブ
- 2. 混雑状況と訪問のタイミング|早めの到着がおすすめ
- 3. 店内の雰囲気|一人でも入りやすい落ち着いた空間
- 4. サンデーローストを実食|素朴で優しい味わい
- 5. メニューと価格帯|観光地価格だけど納得の内容
- 6. スタッフの対応・その他の情報
- 7. まとめ|物語の余韻にひたりながら、あたたかいランチを
1. ヒルトップの隣、徒歩30秒の伝統パブ
Tower Bank Armsは、ビアトリクス・ポターが暮らした家「ヒルトップ」のすぐ隣にあります。徒歩30秒ほどの距離なので、ヒルトップ見学後のランチにぴったり。村の雰囲気を壊さない石造りの建物で、ビアトリクス・ポターの絵本の中にも登場していました。外観からすでに物語の中にいるような気分になります。
2. 混雑状況と訪問のタイミング|早めの到着がおすすめ
私が訪れたのは日曜日。ヒルトップには朝10時から1時間ほど滞在し、その後はニアソーリーの村を30分ほどぶらぶら歩いて、11:45頃にTower Bank Armsへ向かいました。開店は12時ですが、すでに私を含めて3組が外で待っている状態。少し早めに入れてもらえたので、スムーズに席に着くことができました。フードの注文は12時からですが、飲み物なら12時前でも特別に注文を受け付けてくれました。
12:30頃には店内はほぼ満席。とはいえ13時には食べ終えて帰る人も多く、回転は比較的早めです。ランチの予約は不可で先着順のため、特に週末に訪れるなら開店直前の到着が安心です。
3. 店内の雰囲気|一人でも入りやすい落ち着いた空間
木のぬくもりが感じられる、イギリスらしい伝統的なパブの雰囲気。ピーターラビットのぬいぐるみがさりげなく飾られていて、ファンにはたまらない演出もあります。
座席数はそれほど多くありませんが、窓際の席が特に人気。カウンター席もありますが、ゆったり食事を楽しみたい方はテーブル席が良いでしょう。
一人で訪れたのは私だけでしたが、特に浮いた感じはなく、気兼ねなく過ごせました。周囲は2人連れの年配夫婦が多く、落ち着いた空間が広がっていました。
4. サンデーローストを実食|素朴で優しい味わい
この日のお目当ては、日曜日限定の「サンデーロースト」。お肉はビーフ、ラム、ベジタリアンの3種類から選べます。店員さんいわく「ラムがおすすめだけど、伝統的なのはビーフ」とのことだったので、ビーフを選びました。
実際に出てきたのは、イギリスらしいボリューム感のある一皿。お肉にグレイビーソース、マッシュポテト、ヨークシャープディング、数種類の野菜が添えられていました。
味は見た目よりもずっと素朴で、塩気がやや控えめ。そのぶんテーブルにある塩や胡椒で自分好みに調整できるのが良かったです。ホースラディッシュがピリッと効いていて、アクセントとして最高でした。
5. メニューと価格帯|観光地価格だけど納得の内容
私が頼んだのは、
- サンデーロースト(ビーフ)
- Loweswater Gold ビール スモールサイズ1杯
- サービス料込みで合計 £23(約4,500円)
観光地のすぐ隣にあるパブとしては納得の価格帯。料理も丁寧に作られていて、旅の思い出になる食事ができました。
他のメニューは手書きで黒板に書かれており、5種類以上ありそうでした。ただ、周りを見渡すとほとんどの人がサンデーローストを注文していたので、「日曜日はこれ一択!」という雰囲気でした。
6. スタッフの対応・その他の情報
店員さんはとてもフレンドリーで、日本から来たと伝えると日本語のピーターラビットの本を持ってきてくれました。こうした気遣いも嬉しかったです。
支払いはカードOK、トイレも清潔で安心。全体的にとても快適に過ごせるお店でした。
7. まとめ|物語の余韻にひたりながら、あたたかいランチを
Tower Bank Armsは、ヒルトップ見学のあとに訪れるにはぴったりの場所。ピーターラビットの物語が生まれた村で、その世界観に浸りながら食べる伝統的なランチは、旅の中でも特別なひとときとなりました。
湖水地方を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
▼ ヒルトップ見学については、こちらの記事で詳しく紹介しています。