
オランダの空の玄関口といえば、スキポール空港。ヨーロッパでも屈指の大きさを誇るハブ空港で、日本からの直行便もあり、初めてオランダを訪れる方のほとんどがここに降り立ちます。
ただ、飛行機を降りた瞬間に出てくるのが「さて、ここからアムステルダム市内へはどう行けばいいのだろう?」という疑問。電車? バス? それともタクシー? 方法はいくつかあるけれど、時間帯や荷物の量、滞在スタイルによって「ベストな選択肢」は変わってきます。
わたし自身、これまで何度も空港と市内を往復してきました。その中で「これは便利!」と思った方法や、「ちょっと失敗だったな…」という経験も含め、リアルな体験を交えながらアクセス方法を整理してみます。
この記事を読めば、あなたの旅に合った移動手段がきっと見つかるはず。スキポール空港からアムステルダム市内までの移動に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 1. 電車|最速&王道の移動手段
- 2. バス|ホテル街や深夜移動に便利
- 3. タクシー・Uber|ドアtoドアで安心
- 4. ホテル送迎・シャトル
- 5. 在住者からのプチアドバイス
- 6. アムステルダム以外の都市へも
- 7. まとめ|あなたに合うアクセス方法は?
1. 電車|最速&王道の移動手段

スキポール空港からアムステルダム市内へ行く方法の中で、一番定番なのが電車です。空港の到着ロビーを出てすぐに駅があるので、案内に従ってエスカレーターを降りれば迷うことなくホームへたどり着けます。
アムステルダム中央駅(Centraal Station)までは直通で約15〜20分。料金は片道およそ€5。便数も多く、昼間は5〜10分おきに電車が出ているので、長く待つ必要もありません。
チケットは券売機で買うこともできますが、スマホのタッチ決済が一番便利だと感じています。日本のSuicaのようにピッとチェックイン/チェックアウトをするだけなので、慣れるととても快適です。(※チェックイン/チェックアウトは在住者でもよく忘れるので忘れずに。スキポール空港駅のチェックポイントは、ホーム階ではなく地上階にあります)
一方で、電車にはデメリットもあります。特に朝夕のラッシュ時や週末は、スーツケースを持った旅行者と通勤客で車内がぎゅうぎゅうになることも。大きな荷物を抱えていると「ちょっとしんどいな」と思う瞬間もあります。
わたし普段は電車をよく使っていますが、スーツケースを2つ以上持っているときには「これ以上は無理…」と思って、あえてバスやタクシーに切り替えることもあります。
▼ポイント
- 最速&最安で市内に出たいなら電車がベスト
- スーツケースが多いときは少し工夫が必要
2. バス|ホテル街や深夜移動に便利

空港からアムステルダム市内へ向かうもうひとつの公共交通機関の選択肢が、397番バスとN97番バス(Airport Express)です。スキポール空港と市内のレイツェ広場(Leidseplein)やミュージアム広場方面を結んでいて、観光客に人気のホテル街にそのままアクセスできるのが強みです。
- 所要時間:およそ30分
- 料金:片道 約€6.50
- 運行本数:10〜15分に1本
車窓からの景色を眺めながらゆったり移動できるのは電車にはない魅力。特にレイツェ広場周辺に宿泊する方にとっては、乗り換えなしでホテル近くまで行けるので便利です。
一方でデメリットは、道路事情に左右されること。渋滞に巻き込まれると、予定より大幅に遅れることもあります。
わたし自身は夜遅い時間に空港に着いたときに利用したことがあります。わたしの感覚ですが、ストライキにならない限りは電車よりもバスのほうが時間どおりに運行しており、夜遅い時間は頼りになります。
▼ ポイント
- ホテルがレイツェ広場やミュージアム広場周辺ならバスが便利
- 夜遅い到着や、乗り換えを避けたいときにおすすめ
空港内のチケットオフィスでもチケットを購入できますが、英語やオランダ語が不安な方は 日本語で事前予約できるGetYourGuide経由 がおすすめです。料金は公式より€0.50高いですが、到着前にチケットを確保しておける安心感があります。
→ 事前にオンラインでバスチケットを購入(日本語表示)
※本リンクはアフィリエイトを含みます。条件は販売サイトでご確認ください。
3. タクシー・Uber|ドアtoドアで安心
荷物が多いときや、小さなお子さん連れ、深夜・早朝のフライトで公共交通が動いていないときに安心なのが、タクシーやUberです。
- 所要時間:20〜30分(渋滞次第)
- 料金:タクシーは€50〜60前後、Uberはやや安め
空港の到着ロビーを出るとすぐにタクシースタンドがあり、行き先を告げればそのままホテルや滞在先のドア前まで直行してくれます。重たいスーツケースを持って移動する必要がないのは、やはり大きな安心感。
私も一度、日本からオランダへ初めて来た時に利用しました。電車やバスの乗り換えに自信がなかったので、安心して移動できたのを覚えています。
デメリットはやはり料金の高さ。特に朝夕のラッシュ時間帯は、電車のほうが時間も正確で安いです。「お金で時間と安心を買う」という感覚で利用するのがいいかもしれません。
▼ ポイント
- 荷物が多い・家族旅行・夜間早朝におすすめ
- 高額だが安心感は抜群
4. ホテル送迎・シャトル
スキポール空港からの移動で意外と便利なのが、ホテルが提供している送迎サービスやシャトルバスです。
空港周辺のホテルはもちろん、アムステルダム市内の一部ホテルでも、無料または有料でシャトルを運行しているところがあります。
- 所要時間:ホテルの場所によって異なる(市内なら30〜40分ほど)
- 料金:無料〜€20前後(ホテルにより異なる)
大きなスーツケースがあるときや、家族旅行など人数が多いときにとても便利。特に「空港に着いたらホテルまでまっすぐ行きたい!」という人には安心感があります。
デメリットは、利用できるのが限られたホテルに限られること。送迎があるかどうかは、ホテル予約時に必ず確認しておくのがポイントです。
わたしは早朝便などで空港近くのホテルに泊まる際にシャトルを利用しています。到着ロビーを出てすぐの専用乗り場で待つだけでOKだったので、長旅に備えたいとき・疲れているときにとても助かります。
▼ ポイント
- 利用できるのは一部ホテルのみ。事前確認を忘れずに
- 大きな荷物や子ども連れなら、快適度は抜群
5. 在住者からのプチアドバイス

いろいろな手段がありますが、実際に何度もスキポール空港とアムステルダム市内を往復してきた立場から「ここは知っておくと安心」というポイントをまとめます。
- 基本は電車が一番便利
スーツケースが1つ程度なら迷わず電車を選びます。安くて早く、ストレスが少ないです。 - 夜遅く・朝早くは要注意
深夜帯や早朝は電車の本数が減ったり、運行していない時間もあります。その時間に到着するなら、あらかじめバスやタクシーを検討しておくと安心です。 - アプリを使うともっとラクに
オランダ鉄道(NS)や、『9292』のアプリを入れておくと、時刻表や運行状況をすぐに確認できます。遅延やキャンセルも珍しくないので、リアルタイム情報をチェックできるのは大きな助けになります。 - 荷物が多いなら無理せずタクシー
スーツケースを2つ以上持っての電車移動は本当に大変。料金は高くても、体力や時間を考えるとタクシーのほうが結果的に快適に過ごせることもあります。
わたし自身、基本は電車かバスを選びますが、荷物が多いときや夜遅くの到着時はタクシーを迷わず利用します。交通費を節約することも大事ですが、「旅を気持ちよくスタートできるか」も同じくらい大切だと思います。
6. アムステルダム以外の都市へも

スキポール空港からの移動は、もちろんアムステルダム市内が一番多いですが、実はオランダ各地への玄関口としてもとても便利です。
空港直結のスキポール駅からは、主要都市への直通電車がたくさん出ています。
- ユトレヒト:所要約30分。運河沿いのカフェやドム塔で人気の学生都市。
- デン・ハーグ:所要約35分。国際機関やマウリッツハイス美術館で有名。
- ロッテルダム:所要約40分。モダン建築と港町の雰囲気が魅力。
アムステルダムを拠点にする旅も楽しいですが、「到着したその足で別の都市へ移動して宿泊する」というプランも効率的です。
▼ ポイント
- スキポール空港はオランダ各都市へのハブ
- アムステルダム中央駅を経由せず、そのまま目的地へ直行するのも賢い選択
7. まとめ|あなたに合うアクセス方法は?
スキポール空港からアムステルダム市内までのアクセス方法は、どれも一長一短があります。大切なのは「あなたの旅のスタイル」に合わせて選ぶこと。
- とにかく早く、安く、市内へ着きたい人 → 電車
- ホテルがレイツェ広場やミュージアム広場周辺にある人、夜遅くの到着 → 397番バス / N97バス
- 荷物が多い、家族旅行、夜間や早朝のフライト → タクシー or Uber
- 宿泊先がシャトルサービスあり → 迷わず送迎を利用
わたし自身は、基本は電車を利用しつつ、荷物が多いときや早朝・深夜の便ではタクシーに切り替えるなど、その都度使い分けています。旅はスタート時の移動で印象が大きく左右されるもの。少しお金をかけても「安心して移動できる」ことの価値は大きいと感じています。
また、アムステルダムだけでなく、ユトレヒトやロッテルダム、デン・ハーグなど他都市へもスキポール空港から直行できます。旅程に合わせて、最初から行き先を変えるのもおすすめです。
▼ アムステルダム以外の都市も検討されている方は、こちらの記事も参考になると思います。