海外旅行の楽しみのひとつ、お土産選び。
オランダ在住者として、日本に帰るたびに「何を持って帰ろうかな?」と考えるのが毎回の小さな楽しみでもあります。
とはいえ、限られたスーツケースのスペースと、検疫の制限、そして“日本の友人に本当に喜んでもらえるか”というバランスのなかで選ぶのは意外と悩ましいもの。
そこで私がこれまでに実際に購入し、日本の友人・家族にプレゼントして「これ、すごく良かった!」と評判だったオランダ土産10選を自分へのメモがてら紹介します。
すべて自分の体験に基づいたリアルなレビューつきなので、オランダ土産を探している方はぜひご参考にもらえると嬉しいです◎
買ってよかったオランダ土産10選
それでは早速ですが買ってよかったオランダ土産10選をご紹介します。
1. Fromagerie Abraham Kef のチーズ
アムステルダムで人気のチーズ専門店「Fromagerie Abraham Kef」。
行きつけのワインバーで提供されるチーズプレートがとても美味しく、どこから仕入れているのかを聞いたことがきっかけで通うように。ナチュラルでこだわりの詰まったチーズが並ぶ店内は、眺めているだけでも楽しい場所です。
気になるチーズは味見させてくれます。事前に「日本に持って帰りたい」と伝えると、真空パックでの包装も対応してくれるので安心です。(有料)
一番のお気に入りは「Noorderkaas ー overjarig 」(28.00€/kg、2024年12月購入時時点)。カリカリとした白い結晶(アミノ酸)とちょうど良い塩加減でお酒が進みます。
一度だけ、日本に着いてスーツケースを開けると真空パックが破れていたことがありました。隣り合わせの荷物の中に尖ったものがないようにしましょう。
2. オレンジワイン
白ブドウを赤ワインのように醸造したオレンジワインは日本ではまだ珍しい存在です。オランダ産は見たことがないので「オランダのお土産か?」と聞かれると微妙なところではありますが、ナチュラルワインに興味がある人や、ちょっと珍しいものが好きな人には喜ばれます。スーパーには置いていません。ワイン専門店に行くとボトル一本€25前後で購入できます。
3. オランダ産の白ワイン
近年地元産のワインもじわじわと人気と聞きます。特に白ワインは爽やかで飲みやすく、日本の食事にも合わせやすい印象でした。
スキポール空港で購入可能です。アムステルダム市内のワイン専門店で聞いたところ「ダッチワインはあまり市場に出回らない」とのことで、今のところスーパーでも見かけたことはありません。スキポール空港で買えるものの、もし手荷物にしたくない場合は、ワイナリーから直接買うか、ネット販売で購入しましょう。
4. Van Wijngaarden's Zaanse のマヨネーズとカレーケチャップ
あまりお土産としては知られていない「Van Wijngaaden's Zaanse」のマヨネーズとカレーケチャップ。
見た目は歯磨き粉のようですが、ちゃんとスーパーに売っている調味料です。お求めやすい価格とその可愛らしいフォルムはお土産にぴったりです。
このブランドの主力商品はマヨネーズ。日本のものよりもあっさりめです。
珍しいカレーケチャップはほんのりスパイスが効いたクセになる味わいで、ポテトやソーセージと抜群の相性◎。パスタに使えばナポリタンのようにもなります。
5. Koopmans のパンケーキミックス
オランダでは定番の「Koopmans」のパンネクック(オランダ風パンケーキ)ミックス。
箱タイプのものが多いですが、シェーカータイプのものは牛乳を加えて振るだけで簡単にタネが作れます。パンケーキというよりはクレープに近いのですが、友人宅で日本のホットケーキと食べ比べをしたことが良い思い出です。嵩張るものの軽いので、一時帰国時にスーツケースのスペースがあるのならバラマキ用に便利なお土産だと思います。
6. Van Strien Banketbakkers のチョコレートクッキー
「Van Strien Banketbakkers」は1938年創業の老舗ベーカリー。クッキーを気軽にスーパーで買うことができます。特に4枚入りのチョコレートクッキーがおすすめで、オランダでは珍しくクッキー一枚ごとに個包装されているのでバラマキ土産としても重宝します。
もしオランダ在住者でしたら、100種類以上の製品ラインナップから直接取り寄せることも可能です。スーパーで売られているのは多い店舗でも5種類程度です。アルバートハインとJumboでは見かけたことがありますが、比較的規模の大きな店舗に限られるようです。
7. Biscuiterie Van Stapele のチョコレートクッキー
またまたチョコレートクッキーですが、アムステルダムの有名店「Biscuierie Van Stapele」は、1種類のクッキーだけを売る専門店。
行列必至ですが、日本に帰ってすぐにお土産を渡す予定の人がいるのであれば行列に並んででも買って帰りたいもの。売り切れ次第閉店するので、時間には余裕を持って。本当はその場で温かいまま食べると中のホワイトチョコレートがとろ〜りとして絶品なのですが、後でオーブンで少し温めても美味しさが復活します。
8. Bonne Maman のチョコチップクッキー
またまたチョコレート系のクッキーが続きます。こちらはフランスのブランドですが、オランダのスーパーでもよく見かける「Bonne Maman」のお菓子です。赤いチェック柄の蓋のジャムは日本でも有名ですが、お菓子もとても美味しいです。特に友人には「チョコレートチップ入りのクッキーが紅茶に合う!」と好評でした。
アルバートハインで購入可能です。店舗によって置いているラインナップは異なりますが、2025年3月現在オランダで買えるのは13種類のようです。
友人にはチョコチップクッキーが一番人気でしたが、個人的にはプチフルーツケーキも大好きです。プチフルーツケーキは個包装なのでバラマキ土産にはもちろん、自分の毎日のおやつとしてもよく買っています。Webショップかフランス国内で買えるバターたっぷりのガレットも大好きです。
9. Puccini Bomboni のチョコレート
アムステルダムの高級チョコレート専門店「Puccini Bomboni」。
一粒が大きめで、見た目も美しく、自分用に買うならご褒美になりますし、お土産用としてもとても喜ばれるギフトです。夏の持ち帰りには注意が必要ですが、冬の一時帰国時などにはおすすめです。
10. Dille & Kamille のトートバッグ
ナチュラルな暮らしの雑貨が揃う人気店「DIlle&Kamille」。
そのロゴ入りトートバッグは、価格も手頃でデザインもシンプル、軽くてお土産に最適でした。私は一番大きなサイズ(40x50x10cm、€6,95)を普段使いしていて、友人たちもお揃いで同じサイズを気に入って使ってくれています。様々なサイズがあるので、またサイズ違いで買っても良いかも、と思ってます。
注意点:日本国内に持ち込めないものも!
オランダと言えばチューリップで、スキポール空港でも球根が買えます。しかし実は日本への持ち込みには植物検疫の条件があります。
購入時には「日本へ持ち帰りOKか」「検疫証明付きか」を確認してから購入したのですが、日本に到着してからの検疫で「個人が持ち込めるケースはほとんどない」と言われてしまいました。日本国内に持ち込めず処分されることになるため、空港では買わないようにしましょう。
おわりに
私自身、日本へ一時帰国をするたびに迷うお土産選びですが、この記事が、オランダ土産に迷っている方の参考になれば嬉しいです。
これからも、実際に使ってよかった・贈って喜ばれたアイテムたちを、ゆるやかに紹介していきたいと思います。