
旅行の計画を立てるたび、どのカードが自分の旅に合うのかを考えてきました。
そのうえでわたしは、Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムを使い続けています。理由ははっきりしていて、毎年付与される「15泊分のエリートナイト実績」に価値を感じるからです。年間の利用額は100万円未満でも、この点は変わりません。年会費82,500円(税込)は確かに高く感じますが、わたしにとっては「宿泊実績15泊の対価」という位置づけです。
また、金銭的な回収を細かくは追わず、海外のマリオットに泊まったときの安心と、ライフタイム・プラチナに向けて15泊を毎年確実に積めることを重視しています。
- こういう方に向いています
向く方は、国内外の旅でマリオットを第一候補にしたい方、あるいは年間400万円の利用を見込める方です。わたしはそこまで使わないため、年間400万円決済は最初から追わない一方、毎年15泊の実績に価値を置いて継続しています。ライフタイム・プラチナを目指し、宿泊実績を着実に積みたい方にも合うと思います。
- 申し込み・紹介のご案内
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なお、紹介経由で入会されると、公式経由よりも特典がお得になります。(時期により異なります/詳細は申込画面でご確認ください)。
本文では、わたしの実例(使い方・迷いどころ・続ける理由)を、書いていきます。
- - こういう方に向いています
- - 申し込み・紹介のご案内
- 1. わたしの前提:利用額・泊数の考え方
- 2. 2025年改定後のポイント:わたしなりの受け止め
- 3. わたしが持ち続ける理由:400万円は追わないという判断)
- 4. 使い方:年間100万円未満でも続けやすい運用
- 5. 改定後ここだけ注意:つまずきポイント
- 6. よくある質問
- 7. おわりに
1. わたしの前提:利用額・泊数の考え方

わたしの年間のカード利用は、だいたい100万円未満です。オランダ在住のため、日常の細かな支払いはユーロ建ての決済手段に任せることが多く、マリオットカードへ無理な集約はしません。その一方で、宿泊は国内外のマリオット系を選ぶことが増えました。初めての街でも「ここなら外さない」という安心があり、旅の準備も当日の動きも落ち着きます。
長い目で見ると、目標はライフタイム・プラチナです。近道はないので、プラチナ維持に必要な最低限の宿泊を押さえつつ、実績を少しずつ積むやり方にしています。ここでこのカードの位置づけはとても単純で、年会費=「毎年付与される15泊分のエリートナイト実績」の対価という考え方です。
改定により無料宿泊特典は年間400万円の利用が条件になりました(※150万円の頃でも、わたしは達成できていませんでした)。ですので最初から狙わないと決めています。その分、「元を取る」計算を手放し、実際の滞在の満足と、毎年確実に増える15泊だけに視線を合わせられるようになりました。数字を積むより、続けられるペースで淡々と前進することを大切にしています。
2. 2025年改定後のポイント:わたしなりの受け止め

2025年8月の改定で年会費は82,500円(税込)に見直されました。毎年15泊の実績付与は継続、そして無料宿泊は「年会費+年間400万円利用」で1泊という変更です。わたしはこの変更により、カードを使うときは、「年会費の回収」から「ライフタイム・プラチナを狙うために使うもの」と考えるようになりました。
具体的には、達成が現実的でない条件(400万円)は最初から外す。そのうえで、滞在の満足度と15泊という年次の前進を評価軸の中心に据える。入会特典や各種オファーは、出ていたら乗る程度のボーナスとして扱います。数字のために旅程を変えるのではなく、行きたい旅を選び、その結果として実績が積み上がる。この順序にしてから、運用が落ち着きました。
改定内容の全貌については、こちらの記事でも解説しています。
3. わたしが持ち続ける理由:400万円は追わないという判断)
保有を続ける理由は二つだけです。ひとつは、宿泊数が伸びにくい年でも積み上げがゼロにならないこと。毎年15泊が必ず積み上がる確実性は、ライフタイム・プラチナという長い目標と相性が良いと感じています。もうひとつは、旅の不確実性が小さくなること。初めての都市でも、マリオットなら大枠の品質やオペレーションが読めるため、ホテル選びに使う時間が短くなり、現地の段取りも整えやすい——これは金額に換算しづらいのですが、年会費の評価に含めたい体験価値です。
参考:1泊あたりの実績コストは約5,500円(82,500円÷15泊)。この単価に納得でき、将来の到達を重視するなら、0泊の年でも継続は理にかなうと考えています。
逆に、ライフタイムを目指していないうえにその年は実質0泊なら、いったん見送りも選択肢です。
4. 使い方:年間100万円未満でも続けやすい運用

旅の計画が立ったら、まずはマリオットを第一候補に置きます。ただし、立地や価格が合わないときは無理をしない。「選べるならマリオット、選べなければ潔く別」という線引きを先に決めておくと、比較にかける時間が短くなり、予約もすばやく決まります。
決済の集約は自然に入る分だけ。日常の細かな支出まで無理に寄せると、家計の導線が濁ります。宿泊や旅に直結する出費だけ淡々と通し、それ以外は従来どおり。オファー(キャンペーン)は予定に合う月だけ使います。追いかけて予定を変えないことが、気持ちとお金のリズムを守る近道でした。
年末には棚卸しを一度だけ。その年の実宿泊に「15泊」を足した合計を確認し、翌年はどの季節にどの都市で泊まりたいかを軽くメモ。さらに、更新月の少し前に「来年も数回は泊まるか」を点検しておくと、継続/見直しの判断が下せます。
5. 改定後ここだけ注意:つまずきポイント
- 無料宿泊は「条件外」なら最初から外す
年間400万円の条件が現実的でない年は、狙わない前提で計画を立てます。途中から追い始めると、旅程が数字に引っ張られるのが落とし穴でした。
- 予約チャネルの整理
公式アプリ/Webで統一しておくと、実績の反映確認が楽です。比較のために横断検索はしつつ、最終予約の一貫性だけは守ると、後で迷いません。
- 更新月の把握
更新の月を手帳やカレンダーに控え、翌年の泊まり方を一度だけ確認。多く泊まれそうな時は、いつ・どのくらいの泊数でステータスが狙えるかも算出しています。
- 通知の設計
オファーは通知ON、ただし追いかけない。自分の予定に合致したら使う、合致しなければ流す。これだけで、家計と気持ちのリズムが安定しました。
6. よくある質問

Q. 年会費82,500円は高くありませんか?
A. 年間400万円決済を達成する見込みがなく、ライフタイムプラチナを目指していないなら、年会費は高くつくと思います。わたしのように、年間100万円に満たないくらいの決済でも「15泊のエリートナイト実績の対価」として納得できるかが分岐点です。旅が少ない年も前進がゼロにならないという価値に、わたしは重きを置いています。
Q. 400万円の条件を追わないのは損?
A. 生活のリズムに合わない条件は外すのが前提です。追い始めると旅程が数字に支配されますし、無理は禁物です。わたしは安心して選べる滞在と15泊の確実な積み上げに評価軸を置いています。
Q. 他ブランドの好条件が出たら?
A. その時は柔軟に検討しますが、わたしは今のところ海外旅行をするときはマリオット系のホテルに信頼をおいているので、他のブランドには移行しないと思います。お得さを求めるなら他ブランドも検討すべきです。
Q. いつ見直すべき?
A. 更新月の手前で一度だけ見直します。わたしの場合は、ライフタイムプラチナは変わらず継続したいか、無理のある出費になっていないか、は常に考えるようにしています。
7. おわりに
このカードの評価は、短期の回収ではなく、長い時間軸の満足で測るのが合っていました。海外で「ここなら外さない」と思える安心、そして毎年15泊の実績が確実に増えるというワクワク感。私はこの二つのために、マリオットカードの年会費を支払ってマリオットに宿泊し続けています。
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細かな条件は変わることがあります。申込前に最新の条件のご確認をお願いします。