オランダで暮らすときに気になるのが、毎月の生活費。「家賃はいくら?」「物価は高い?」そんな疑問を持つ方に向けて、アムステルダム近郊でシェアハウス生活をしているわたしのリアルな出費をご紹介します。
今回は、あくまで「生活に必要な経費」に絞って、月々の平均支出をまとめました。これから移住や長期滞在を考えている方の参考になれば嬉しいです。
1. シェアハウスの住まいと環境
わたしが暮らしているのは、アムステルダム中央駅からバスで約20分の小さな都市。住まいは一軒家を2人でシェアしており、バスルームとキッチンは共用です。家賃は光熱費・Wi-Fi・住民税・水光熱費込みで月950ユーロ/人。都市部の中心ほどではありませんが、それなりの家賃感です。
2. 月々の出費内訳
- 家賃(水光熱費等すべて込み):950ユーロ
- 健康保険・賠償責任保険など:155ユーロ
- 常用薬代:30ユーロ
- 食費(自炊中心):300ユーロ
- 必要経費(会計士費用・交通費・銀行口座維持費など):120ユーロ
- SIMカード(携帯通信費):9ユーロ
▶ 合計:1,564ユーロ/月
これは積立貯金や趣味的な出費を除いた、「生活のベースとなる支出」のみをまとめた金額です。
3. 日々の暮らしと節約の工夫
基本は自炊生活。カフェに行くのは月に1〜2回ほどで、1回15ユーロ前後。買い物は週に2回、スーパーは価格とセール内容で使い分けており、Dirkを中心に、Albert HeijnやJumboも併用しています。
節約のために意識しているのは、「冷蔵庫を空にしてから買い物へ行く」こと。無駄な買い足しが減り、自然とフードロスも出費も減らせます。飲食店で余った食品をお得に買える「Too Good To Go」も週に1回ほど活用し、節約しながら外食気分を味わっています。
4. 日本との違いと気づき
日本と比べて高いと感じるのは家賃と外食費。一方、スーパーで買うフルーツやパンは安く、品質も良いと感じます。また、健康保険は自分で契約・支払う必要があり、オランダ生活ならではの習慣です。わたしは健康保険に加え、万が一に備えて賠償責任保険も加入しています。
また、オランダ国内の公共交通機関は比較的高めですが、近隣諸国へ向かう列車や長距離バスは安価なため、節約を意識しつつも気軽に旅行に行けています。
5. 現在の暮らしと満足度
「贅沢はできないけれど、我慢ばかりでもない」——これが今の生活スタイルです。小さな楽しみを日々の中に取り入れながら、無理のない範囲で暮らせています。
6. これからオランダに暮らす人へ
物価が高めなオランダでは、ユーロ建てで安定した収入を得ることが、ストレスの少ない生活につながります。円収入だけでは為替の影響を強く受けるため、現地で働く、もしくはユーロ収入源を作ることが安心材料になります。
7. まとめ
オランダでのシェアスタイルの一人暮らしは、月1,564ユーロ程度で安定した生活が可能です。家賃は高めでも、自炊や日々の工夫で快適な暮らしは実現できます。
これから渡航を考えている方や、現地生活の予算感を知りたい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
\あわせて読みたい/