ポルトガル・リスボンの旅が終わり、空港に向かう夕方。
楽しかった時間を振り返りつつ、「最後まで心地よく過ごしたい」と思った私は、リスボン空港(Humberto Delgado Airport)での時間をできるだけ快適に使えるよう、少し早めに出発しました。
この記事では、自分用のメモもかねて、リスボン空港での過ごし方をまとめています。
免税店での買い物やANAラウンジの様子、早めに着いて正解だったポイントなど、これからリスボン空港を利用する方の参考になれば嬉しいです。
- 1. リスボン空港ってどんな空港?
- 2. 免税店でお土産探し|市内との価格差は?
- 3. ANAラウンジ(シェンゲンエリア)でひとやすみ
- 4. ラウンジが使えない場合はどうする?
- 5. 空港での時間を心地よくする3つのコツ
- 6. まとめ|リスボン空港の過ごし方も、旅の一部として楽しもう
1. リスボン空港ってどんな空港?
リスボン空港(正式名称:Humberto Delgado Airport)は、市街地からメトロで約30分とアクセスがとても良い空港です。私はオリエンテ駅近くのホテルに泊まっていたので、レッドラインのメトロでわずか3駅、あっという間に到着しました。
空港自体はほどよい広さで、多くの便は徒歩移動だけで完結します。大規模すぎて迷うこともなく、初めての人でもスムーズに動ける印象です。
今回はオランダ行きのフライトだったため、シェンゲン協定内の移動。そのため出国審査は不要で、保安検査を抜けるだけで搭乗エリアに入れました。時間帯にもよるとは思いますが、午後はセキュリティチェックもそれほど混雑しておらず、スムーズでした。
2. 免税店でお土産探し|市内との価格差は?
出国審査を抜けるとすぐに、大きな免税エリアが広がっています。コスメ、香水、チョコレート、ワインなどがずらり。
私が実際に見かけた人気商品はこんな感じでした:
- ポートワイン、モスカテル、マデイラワイン(市内より安め。セールもあり。持ち運びを考えても空港で買う方が◎)
- Benamôrのポルトガルコスメ(ギフトにも◎)
- GALLOのオリーブオイル(ギフトにも◎)
とくにワイン類は、市内の専門店より種類は劣りますが、免税店で買うワインは機内持ち込みできるのが嬉しい。スタッフの方はワインの知識が豊富で、「セトゥーバル地方のモスカテルはどこに置いてありますか」「一番人気のロゼポートはどれですか」などの質問に優しく答えてくれました。免税店では荷物の重さを気にせずワインを3本購入。瓶ものを買う予定がある方は、空港での購入を前提にお土産リストを作っておくと便利です。
3. ANAラウンジ(シェンゲンエリア)でひとやすみ
リスボン空港には「ANAラウンジ」という名前のラウンジがありますが、これは日本のANA(全日空)とは無関係で、ポルトガルの空港運営会社「ANA Aeroportos de Portugal」が運営しています。
場所はセキュリティチェック後のターミナル1。エスカレーターで2階に上がります。ビジネスクラス搭乗者以外でも、プライオリティ・パスや一部のAmexカードなどで利用可能です。私はオランダ発行のAmex Goldカードに付帯するプライオリティ・パスで入りました。
【ラウンジの様子(2025年5月時点)】
- 営業時間:朝6時〜夜10時(最大滞在時間3時間)
- 混雑具合:夕方5時すぎに入室、ほどよく空いていて静か。水曜だったからか、スーツを着たビジネスマンが多め。
- 設備:
- ゆったりしたソファと作業向けのテーブル席
- コンセント・USBポート完備
- 清潔なトイレ、シャワールームあり(受付で申請)
- 飲食:
- クロワッサン、パン、ヨーグルト、ハム、チーズなど軽食のビュッフェ
- エスプレッソマシンあり。冷蔵庫にはソフトドリンクとスパークリングワイン
- ポートワインとパステル・デ・ナタはスタッフの方にお願いして提供してもらうスタイル
搭乗前にここで小一時間ゆっくり過ごしたことで、空港での待ち時間が「休憩時間」になり、旅の最後がとても穏やかに締めくくれたと感じました。
4. ラウンジが使えない場合はどうする?
もしラウンジが使えないときでも、リスボン空港にはいくつかのカフェやレストランがあります。
- Starbucks:軽食+作業に便利なテーブル多め
- Burger King、マクドナルドなどのファストフードもあり
- ベンチエリアも清潔で、比較的静か。座る場所には困りませんでした
ただし、電源がある席は限られるので、スマホの充電は出発前に済ませておくのがおすすめです。
5. 空港での時間を心地よくする3つのコツ
- 出発の2〜3時間前には到着しておく
特に非シェンゲンエリアは出国審査があるので、余裕があると安心。 - お土産リストはスマホのメモに
免税店は種類が多く、うっかり買い忘れることも。リストがあると安心。 - ラウンジ利用特典のあるカードを事前にチェック
年に1〜2回の旅行でも、ラウンジが使えるかどうかで空港の快適度はかなり変わります。
6. まとめ|リスボン空港の過ごし方も、旅の一部として楽しもう
リスボン空港は、免税店・ラウンジ・飲食施設がしっかり揃った快適な空港です。特に一人旅の場合、空港で落ち着ける場所があるかどうかはかなり大事だと、今回改めて感じました。
「免税店での買い物も、ANAラウンジで過ごした静かな時間も、旅のいい締めくくりだったなぁ」と思える空港体験でした。
この記事が、これからリスボン空港を利用する誰かのお役に立てば嬉しいです。
そしてまた、自分自身の旅の記録としても、ここに残しておこうと思います。