オランダ暮らしログ|旅と日々のまにまに帖

オランダ在住者による、暮らしと旅行の情報ブログ。現地生活のこと、観光スポット、旅の記録を綴ります。

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リスボン空港での過ごし方|ANAラウンジと免税店で旅のしめくくり【一人旅にもおすすめ】

ポルトガル・リスボンの旅が終わり、空港に向かう夕方。
楽しかった時間を振り返りつつ、「最後まで心地よく過ごしたい」と思った私は、リスボン空港(Humberto Delgado Airport)での時間をできるだけ快適に使えるよう、少し早めに出発しました。

この記事では、自分用のメモもかねて、リスボン空港での過ごし方をまとめています。
免税店での買い物やANAラウンジの様子、早めに着いて正解だったポイントなど、これからリスボン空港を利用する方の参考になれば嬉しいです。

1. リスボン空港ってどんな空港?

リスボン空港(正式名称:Humberto Delgado Airport)は、市街地からメトロで約30分とアクセスがとても良い空港です。私はオリエンテ駅近くのホテルに泊まっていたので、レッドラインのメトロでわずか3駅、あっという間に到着しました。

空港自体はほどよい広さで、多くの便は徒歩移動だけで完結します。大規模すぎて迷うこともなく、初めての人でもスムーズに動ける印象です。

今回はオランダ行きのフライトだったため、シェンゲン協定内の移動。そのため出国審査は不要で、保安検査を抜けるだけで搭乗エリアに入れました。時間帯にもよるとは思いますが、午後はセキュリティチェックもそれほど混雑しておらず、スムーズでした。

2. 免税店でお土産探し|市内との価格差は?

免税店で購入したワイン3本。ワイナリーで試飲した銘柄も購入できました。

出国審査を抜けるとすぐに、大きな免税エリアが広がっています。コスメ、香水、チョコレート、ワインなどがずらり。
私が実際に見かけた人気商品はこんな感じでした:

  • ポートワイン、モスカテル、マデイラワイン(市内より安め。セールもあり。持ち運びを考えても空港で買う方が◎)
  • Benamôrのポルトガルコスメ(ギフトにも◎)
  • GALLOのオリーブオイル(ギフトにも◎)

とくにワイン類は、市内の専門店より種類は劣りますが、免税店で買うワインは機内持ち込みできるのが嬉しい。スタッフの方はワインの知識が豊富で、「セトゥーバル地方のモスカテルはどこに置いてありますか」「一番人気のロゼポートはどれですか」などの質問に優しく答えてくれました。免税店では荷物の重さを気にせずワインを3本購入。瓶ものを買う予定がある方は、空港での購入を前提にお土産リストを作っておくと便利です。

3. ANAラウンジ(シェンゲンエリア)でひとやすみ

ANAラウンジのビュッフェコーナー

リスボン空港には「ANAラウンジ」という名前のラウンジがありますが、これは日本のANA(全日空)とは無関係で、ポルトガルの空港運営会社「ANA Aeroportos de Portugal」が運営しています。

場所はセキュリティチェック後のターミナル1。エスカレーターで2階に上がります。ビジネスクラス搭乗者以外でも、プライオリティ・パスや一部のAmexカードなどで利用可能です。私はオランダ発行のAmex Goldカードに付帯するプライオリティ・パスで入りました。

【ラウンジの様子(2025年5月時点)】

  • 営業時間:朝6時〜夜10時(最大滞在時間3時間)
  • 混雑具合:夕方5時すぎに入室、ほどよく空いていて静か。水曜だったからか、スーツを着たビジネスマンが多め。
  • 設備
    • ゆったりしたソファと作業向けのテーブル席
    • コンセント・USBポート完備
    • 清潔なトイレ、シャワールームあり(受付で申請)
  • 飲食
    • クロワッサン、パン、ヨーグルト、ハム、チーズなど軽食のビュッフェ
    • エスプレッソマシンあり。冷蔵庫にはソフトドリンクとスパークリングワイン
    • ポートワインとパステル・デ・ナタはスタッフの方にお願いして提供してもらうスタイル

搭乗前にここで小一時間ゆっくり過ごしたことで、空港での待ち時間が「休憩時間」になり、旅の最後がとても穏やかに締めくくれたと感じました。

種類豊富なサンドイッチのビュッフェも美味しかったです。

4. ラウンジが使えない場合はどうする?

もしラウンジが使えないときでも、リスボン空港にはいくつかのカフェやレストランがあります。

  • Starbucks:軽食+作業に便利なテーブル多め
  • Burger King、マクドナルドなどのファストフードもあり
  • ベンチエリアも清潔で、比較的静か。座る場所には困りませんでした

ただし、電源がある席は限られるので、スマホの充電は出発前に済ませておくのがおすすめです。

5. 空港での時間を心地よくする3つのコツ

  1. 出発の2〜3時間前には到着しておく
     特に非シェンゲンエリアは出国審査があるので、余裕があると安心。
  2. お土産リストはスマホのメモに
     免税店は種類が多く、うっかり買い忘れることも。リストがあると安心。
  3. ラウンジ利用特典のあるカードを事前にチェック
     年に1〜2回の旅行でも、ラウンジが使えるかどうかで空港の快適度はかなり変わります

6. まとめ|リスボン空港の過ごし方も、旅の一部として楽しもう

リスボン空港は、免税店・ラウンジ・飲食施設がしっかり揃った快適な空港です。特に一人旅の場合、空港で落ち着ける場所があるかどうかはかなり大事だと、今回改めて感じました。

「免税店での買い物も、ANAラウンジで過ごした静かな時間も、旅のいい締めくくりだったなぁ」と思える空港体験でした。
この記事が、これからリスボン空港を利用する誰かのお役に立てば嬉しいです。
そしてまた、自分自身の旅の記録としても、ここに残しておこうと思います。