オランダ暮らしログ|旅と日々のまにまに帖

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ミュージアムカードで巡るライデンの風車博物館|アクセス・混雑・見どころまとめ

オランダといえば風車。そんなイメージをそのまま体験できるスポットが、ライデン駅から徒歩5分の場所にある「Molenmuseum De Valk(風車博物館デ・ファルク)」です。

今回の記事では、ミュージアムカードを使って実際に訪れた体験をもとに、見どころや混雑具合、他の観光地とのまわり方も含めてご紹介します。

molenmuseumdevalk.nl

1. アクセスと基本情報

Molenmuseum De Valk(風車博物館デ・ファルク)は、ライデン中央駅から歩いてわずか5分ほど。駅からの道は分かりやすく、初めての人でも迷わず到着できる立地の良さが魅力です。

入場はミュージアムカードで無料。チケットカウンターではスタッフの方が優しく対応してくださり、「階段が急だから気をつけてね」と声をかけてくれました。その言葉通り、風車内部の階段はかなり急です。

2. 見学の様子と混雑具合

風車博物館内のマップ

訪れたのは土曜日の13時頃。最初のフロアでは来館者もまばらで、ゆっくり展示を見られました。ただ、風車の構造上、上に行くほどフロアが狭く、階段も一人ずつしか通れない造りのため、徐々に階段での待ちが発生。

とはいえ、体感としては「待ったなぁ」という印象はなく、自然な流れで少しずつ登っていくような雰囲気でした。

博物館に一歩足を踏み入れた瞬間、ふわりと木と土の香りが漂い、思わず田舎のおばあちゃんの家を思い出しました。どこか懐かしく、ホッとする空気に包まれます。

展示の説明文はオランダ語・英語・ドイツ語・フランス語で書かれていて、どの国の人でも楽しめるようになっていました。

3. 展示内容と見どころ

小麦粉を製粉(粉砕)するための屋根裏部屋

館内には風車の歴史や製粉の仕組みがわかる展示が豊富にあります。実際に粉を挽く仕組みが見られたり、当時の道具がそのまま残されていたり、子どもでも楽しめる内容です。

中には風車守が実際に住んでいた部屋の再現展示も。ベッドや調理器具など、生活感ある展示はちょっとしたタイムスリップ気分を味わえます。

中層階まで登ると、ライデンの街を一望できる絶景が。特に晴れた日には、赤茶色の屋根と運河が広がる風景が美しく、風車の上から見る風景としてはなかなか貴重な体験です。

風車の中にある居住空間

安全のために、階段を下りるときは階段に向かうようにして後ろ向きに下ります。

製粉業者は仕事の一環として、風向きの変化に合わせて大きな車輪を回し、帆を巻き上げる必要があったそうです。

4. 写真・お土産・休憩情報

写真撮影は館内どこでもOK。風車の内部構造を写真におさめるのも面白いですし、上階からの景色もぜひカメラに収めたいところです。

また、チケットカウンター横には小さなお土産コーナーがあり、風車モチーフのキーホルダーや靴下など、可愛いアイテムが揃っています。

カフェスペースなどはありませんが、駅からの道中や周辺には飲食店も多く、見学後の休憩には困りません。

5. モデルルートの一例

地上14mのロフトから見えるライデンの街並み

今回はライデンに着いて最初にこの博物館を訪問しました。駅から近く、ライデンの街並みを見下ろせるので、朝一番に訪れて旅のテンションを上げるのにぴったりです。

その後は徒歩圏内の「ラーケンハル私立博物館」やライデン大学内の植物園など、ミュージアムカード対応の施設を巡りながらライデンの街を散策するのがおすすめです。

6. まとめ:ライデンらしさを感じられる、風車の中の博物館

ライデン観光のスタート地点としても、風車そのものを間近で体感するスポットとしても魅力的なMolenmuseum De Valk。

急な階段には注意が必要ですが、それも含めてリアルな風車体験。上階からの絶景や、当時の生活空間を覗ける展示など、短時間で充実した時間を過ごせる博物館でした。ぜひ一度は訪れてみてほしいスポットです。

 

ちなみに、Museum de Fundatieはミュージアムカードで無料入館できました。
まだカードを持っていない方や、旅行者でも使えるの?と気になった方は、こちらの記事に詳しくまとめています。

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