オランダ北部、アムステルダムから電車で約1時間の港町Hoorn(ホールン)は、週末の小旅行や日帰りトリップにぴったりの場所です。歴史を感じる街並みに、穏やかな空気、そしてこじんまりとしたおしゃれなカフェやショップ。今回は、実際に歩いたルートと印象に残った場所を自分用のメモも兼ねてまとめてみました。
- 1. Hoornってどんな町?
- 2. 駅からマーケットを通って街歩きスタート
- 3. 教会をリノベーションしたホテルに惹かれて
- 4. 港の風景と風の強さにご注意
- 5. 最後は20世紀博物館へ
- 6. おわりに|また歩きたくなる、静かな港町
1. Hoornってどんな町?
かつて東インド会社(VOC)の拠点として栄えた歴史ある町Hoorn。今もその面影を残す建物や港が、静かで落ち着いた雰囲気をつくり出しています。観光客で混み合うことも少なく、自分のペースで散策を楽しめるのが魅力。小さな町ながら、おしゃれなカフェや可愛い雑貨店も点在していて、歩くだけでも楽しいです。
Hoornの街並みは、レトロというよりも、オランダらしい整った家並みや赤い屋根、石畳の道が続く、美しく落ち着いた雰囲気が印象的でした。
2. 駅からマーケットを通って街歩きスタート
Hoorn駅に着いて街の中心部へ向かうと、ちょうどマーケットが開かれていました。新鮮な野菜やチーズ、パン、お花などのお店が立ち並び、地元の人たちが買い物を楽しんでいる様子にほっこり。観光地というより、「暮らす人の街」という雰囲気が感じられて、印象に残りました。
今回のルートは、駅からマーケットを通り、港へ向かう途中で気になるホテル「Heavens Hotel Hoorn」の外観を見て、港を散策しながら20世紀博物館まで歩くというもの。所要時間はのんびり歩いて約30分でした。
3. 教会をリノベーションしたホテルに惹かれて
マーケットの通りを抜けてしばらく歩くと、ひときわ存在感のある建物が現れました。それが「Heavens Hotel Hoorn」。元教会をリノベーションして作られたホテルで、ステンドグラスが残る外観がとても美しく、「いつか泊まってみたい」と強く思った場所です。
教会をリノベしたホテルに泊まる、という体験はヨーロッパならでは。今回の旅では中に入らなかったのですが、次は晴れた日にこのホテルに泊まって、朝から港を散歩するような旅をしてみたいと思いました。
4. 港の風景と風の強さにご注意
そのまま港方面へ歩いて行くと、ヨットや小さな船が並ぶMunicipal Harbour Hoornに到着。遠くまで広がる水辺と、空の広さがとても印象的な場所でした。
ただしこの日は雨も降っていて、港の近くはとにかく風が強い! 傘をさすのが大変なくらいで、フード付きの上着やレインコートがあると安心です。個人的にはやっぱり晴れた日の方が断然おすすめ。天気のいい日にもう一度来たいと思いました。
5. 最後は20世紀博物館へ
街歩きの終点は、「Het Museum van de 20e Eeuw(20世紀博物館)」。昔の暮らしやゲーム文化、ポスターなどが展示されたユニークなミュージアムで、ミュージアムカードで無料で入ることができます。
20世紀博物館については、別の記事でくわしくまとめているので、興味がある方はこちらもどうぞ。
6. おわりに|また歩きたくなる、静かな港町
Hoornは、派手な観光スポットがあるわけではありませんが、歴史と暮らしが自然に混ざり合う、歩くだけで心が落ち着くような町でした。
次は晴れた日に、Heavens Hotel Hoornに泊まって、朝の港を歩き、どこかのカフェでコーヒーを飲んで、またのんびりと20世紀博物館を訪れる。そんな風にまたHoornを訪れたいと思っています。